「弁護士なるのに有利な大学はある?」
「法学部が強い大学ってどこだろう?」
こんなこと考えている高校生はいませんか?
弁護士を志したのならば、どの大学に進学するかは意外と重要な問題です。
そこで今回は、弁護士業界の実態を中から見てきている私が、
「弁護士になるためにおすすめの大学(関東版)」について徹底解説していきたいと思います!
この記事を読むメリット
- 弁護士を目指す上でおすすめの大学がどこか分かる
- 法学部が強い大学が分かる
- それぞれの大学の特徴や難易度が分かる
今回は関東の大学に的を絞って紹介しています。
関西については、別に記事をまとめていますので、ぜひ確認してみてください!!
弁護士になりたい受験生必見!おすすめの大学を紹介!【関西版】
弁護士を目指す上で、おすすめの大学はこれだ!
東京大学
まずは、文系最高峰の東京大学法学部です。
東大法学部の最大のメリットを3つあげるとしたら、
①それぞれの分野の権威である教授陣の下で学ぶことができる
→日本の現在の法制度を築き上げている教授に直接学べることは非常に有意義です。
②東大には多くの資料
→さすが最高学府なだけあって、資料が膨大で調べ物には困りません。
③圧倒的な学歴ブランドであり、将来大手渉外事務所などへ就職する際に非常に有利
→弁護士の大手事務所では学歴が非常に重要視されます。東大であれば書類で落選ということはあまりありません。
中央大学
みなさんが、「法学部」と聞いて、真っ先に思い浮かべる大学はどこでしょう?
多くの人が思い浮かべる大学として、「中央大学」があがります。
ではどうして早稲田大学や慶應義塾大学がある中で、中央大学が多くの人の頭に思い浮かぶのでしょうか?
それは、、
中央大学法学部は、その昔、通称「白門」と呼ばれ、東大の「赤門」と並び称される程に有名だった
からです。
現在では、東大と肩を並べる程のレベルはなくなってしまいましたが、それでも私大法学部の中ではトップクラスの実力を誇ります。
年配の方なんかだと、未だに早稲田や慶應なんかよりも中央の方がいいなんて考える人もいるくらいです。笑
そして、法曹を目指す上で、中央大学を推す理由は他にもあります。
それは、中央大学が、法曹育成に積極的であり、大学独自のカリキュラムを提供しているという点です。
まず、中央大学では大学独自に司法試験向けの講座を開いています。
その金額も非常に安価で、予備校に通うよりもよっぽど安上がりです。
講義も大学内で行われるため、参加しやすいです!
そして、極めつけは、「炎の塔」と呼ばれる法曹育成ゼミが設置されているという点です。
この「炎の塔」とは、法曹育成のゼミで、徹底的に組織化された司法試験受験に特化したゼミです。
炎の塔に参加するには、入学後すぐの5月はじめ頃に行われる選抜試験に合格しなければなりません。
せっかく大学受験から開放されたのに、どうしてそんな試験うけなあかんのって感じですよね、、笑
しかし、いざ炎の塔に参加できれば、もう司法試験に合格したと言っても過言ではありません。
(まぁ、多少言い過ぎかもしれませんが、、、笑)
こんなに素晴らしい大学にも関わらず、中央大学法学部はあまり人気がなく、入学しやすいのです。
東大や早慶は厳しそうという学生は、中央大学法学部が是非ともおすすめです!
なお、中央大学法学部の特徴や難易度などについてより詳細にまとめた記事があります。
ぜひこちらも読んでみてください!
リンク
慶應義塾大学
次に慶應義塾大学法学部です。
私立文系の最高峰ですね。
こちらにも名だたる教授陣が教鞭をとっています。
また、慶應義塾大学が開設している慶應義塾大学法科大学院は、全国の法科大学院の中で、東大・京大に続くトップクラスのレベルです。
慶應義塾大学法学部から、慶應義塾大学法科大学院には進学しやすいと言われており、アドバンテージを得ることができます。
明治大学
続いて、MARCHの「M」である明治大学です。
この明治大学も元々は、「明治法律学校」といい、法学教育に特化した大学でした。
そのため、明治大学法学部は今でも法学部の中では名門として知られています。
もっとも、法曹教育に関しては、同じMARCHでも中央大学に軍配が上がっています。
明治大学法学部は就活などでは非常に強いことは間違いないのですが、
自分は法曹になることしか考えていないという人は、中央大学法学部の方を優先したほうがいいかもしれません!
因みに、MARCHの法学部について詳細に解説した記事があります。
この記事を読めば、MARCH法学部のそれぞれの特徴や具体的な対策、法曹を目指す上でおすすめの大学がわかります。
是非併せて読んでみてください!
【MARCH法学部】それぞれの特徴や対策、入試日程などを解説!
弁護士になるための大学選びにおいて大学院は見据えたほうがいい?
ちなみに、現行の司法試験制度では、原則として大学院にも通う必要があります。
この点に関しては、↓の記事で詳細に解説しているので、併せて呼んでみてください。
リンク
それでは、大学選びに際して、その先の大学院進学まで見据えた方がいいのでしょうか?
結論としては、、「その必要は必ずしもない!!」です!
その理由としては、その大学に行っているからといって、エスカレーター式にその大学の院に進学できるということは全くないからです。
大学院には、大学受験と同様に入学試験があります。
その試験に合格しないと、自分が希望する大学院に進学することはできないのです。
要するに、東大法学部に進学しても、東京大学院の入試に受からないと、東大の院に進学することはできないのです。
学部は東大法学部なのに、大学院は中央大学の人もザラにいますし、その逆も沢山います。
もっとも、私立大学に関しては、入学金の面でメリットもあります。
例えば、早稲田大学法学部から早稲田大学のロースクールに進学する場合、入学金が免除されるのです!
私立大学の入学金は通常20〜30万なので、結構でかいです(笑)
弁護士になるのにおすすめの大学についてまとめ!
ここまで、弁護士になるのにおすすめの大学(関東版)について詳しく説明してきました!
この記事の内容をまとめると以下のとおりです。
- 大手渉外事務所で働きたいならば、できれば東京大学法学部!
- とりあえず弁護士になりたいのであれば中央大学法学部はかなりおすすめ!
- 早稲田、慶應法学部は就活でも非常に有利でおすすめ!
- 学部の段階では、大学院のことまで考えなくてもOK!
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