共通テストの自己採点をやるべき理由・具体的なやり方を丁寧に解説!

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「共通テストを無事受け終わったけど、何かしなければならないことってあるのかな?」

「共通テスト後に自己採点をした方がいいって聞いていたけど、どうやってやればいいのだろうか?」

 

共通テストを受験する受験生の中にはこのようなことを考えている方は多いのではないでしょうか?

 

共通テストは受け終わったらそれで終わりではありません。

自己採点せずにその結果を知らないままでいると、国公立大学2次試験のみならず、私立大学受験においても不利となってしまうことがあります。

 

私筆者はセンター試験(=共通テストの前身)後に適切に自己採点を行なうことによって、センター試験後の行動について余裕を持って行動することができました。

そこで今回は「共通テストの自己採点」について丁寧に説明したいと思います!

 

この記事を読むメリット

・共通テストの自己採点をする理由がわかる

・共通テスト後にやるべきことがわかる

・共通テストの自己採点のやり方がわかる

 

それではいってみましょう!!

共通テストの自己採点ってどうして必ずやらなきゃいけないの?

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よく受験生からこのような質問をされることがあります。

「共通テストの自己採点はどうして必ずやらないといけないの?」

 

共通テストの結果が国公立大学の2次に影響する場合や、私立大学を共通テスト利用で受験している場合には、自己採点をやらなければいけないと理由はなんとなくわかりますよね。

それでは、

「別に国公立大学の2次にも影響しないし、共通テスト利用受験もしないよ!」

という受験生であっても、自己採点をするべきなのでしょうか?

 

結論は「YES」です。

これらの理由を順を追って説明していきます!

 

共通テストの結果がその後の出願に直接影響する場合

まず、共通テストの結果が国公立大学の2次に影響する場合や共通テスト利用をする場合についてです。

例えば、東京大学などでは、2次試験を受験するためには、その受験資格として共通テストの結果が斟酌されます。

これはいわゆる「足切り」というやつですね。

共通テストの総合得点が、〜点以上でないと、出願したところで、非情にも受験票が届かず、試験を受けることすらできないのです。

つまり、受験料(東大の場合は1万8千円)を無駄に払ってしまうことになるのです。

 

また、私立大学の共通テスト利用受験についても、共通テストの結果で合否が判断されます。

到底合格に届かない点数なのに出願してしまっては、やはり受験料(大抵2万円程度)をドブに捨てる事になってしまうのです。

 

因みに、国公立大学の二次試験や私立大学の共通テスト利用受験の出願はセンター試験終了後の約1〜2週間以内にやらなければならないケースが多いです。

これに対して、共通テストの結果はこの期間内には発表されず、試験結果通知が届くのは6月以降となります。

つまり、共通テスト終了後に自分で採点を行い得点を計算し、その結果に基づいて大手予備校などが予測する国公立大学二次試験の足切りや私立大学のセンター利用入試の基準と照らし合わせ、出願するか否かを決定しなければならないのです。

これが、まず第一に共通テストの自己採点をしなければならない決定的な理由となります。

 

共通テストの結果がその後の出願に影響しない場合

次に、自分が共通テストの結果が影響する国公立大学を受験しない場合や、共通テスト受験を利用しない場合であっても、自己採点をするべき理由についてです。

どうして自己採点をするべきなのか、

それは共通テストの結果から、受験生の中での自分の立ち位置を把握することができ、志望校選択に大いに役立つからです。

 

共通テストは、その名称から分かる通り、全国津々浦々の受験生のほぼ全てが受験する共通試験です。

偏差値が50の高校の受験生も70の高校の学生もみんな等しく同じ問題を解くのです。

そして、結果に相対性を生じさせる必要があるため、簡単な問題から難しい問題まで幅広く出題されます。

東大や早慶志望の受験生でも解けない問題というものが必ず出題されるのです。

巧妙な難易度の調整により、ほとんど偏差値分布図通りに得点がとれるようになっています。

そのため、共通テストの得点率によって、自分が受験生全体の中で、どのくらいの立ち位置にいるのか理解することができます。

 

これにより、志望校の決定の役に立てることができるのです。

つまり、自分にとってどの大学のレベルが最適なのか、はたまた、滑り止め校として最適なのか、チャレンジ校として最適なのか客観的に理解することが出来るということです。

 

共通テストの自己採点ってどうやってやるの?

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ここまでで、共通テストの自己採点を必ずやってもらいたいということを理解していただけましたか?

それでは、次に具体的にどのように共通テストの自己採点をやればいいのか、その方法を解説します!

各段階でやるべきことがあるので、それぞれまとめてみました。

 

(1)共通テストを受験している最中

まず、共通テストを受験している最中からやらなければならないことがあります。

それは、それは自分がどの選択肢を選んだかチェックをつけておくことです

これは正確な自己採点を行う上で非常に重要なポイントです!

 

自分が選んだ選択肢がわからない場合には、自分の記憶を辿らないといけず、時間がかなりかかってしまいます。

また、万が一記憶が正しくない場合に、自己採点によって顕出された点数と現実に自分が獲得した点数が乖離していたとしたら、悲惨な結果になりかねません。

 

まず、自分が選んだ選択肢についてはわかるように丸などをつけておきましょう。

ここで一つおすすめですが、自分が迷った選択肢にも軽くマークしておくといいです!

これは、この後説明する通り、自己採点は大手予備校が速報で公開した解答を参考に行いますが、その内容が間違っていることがよくあるからです。

迷った選択肢にマークしておくことで、より性格な自己採点を担保することができます。

 

なお、このような受験中に、自分の選んだ選択肢、迷った選択肢にマークしておくという方法は、受験本番で出来るものではありません。

必ず、共通テスト対策模試などで練習しておくようにしましょう!

 

(2)共通テスト1日目終了後

こちらは、共通テストの理系科目も受験する受験生についてです。

 

共通テストは2日間で行います。

1日目は文系科目で、2日目は理系科目です。

理系科目についても受験する人は、1日目の試験が終わったらやるべきことは、2日目に備えて休息を取るか、軽く勉強することだけです。

1日目の試験は朝から晩までと長丁場です。

出来る限り休息し、脳を休めるようにしましょう。

特に理系科目については、暗記することは少なく、その場で脳をフル回転させないといけない科目です。

そのため、数学の公式や理科の暗記部分などを軽く勉強するにとどめて、脳や体を休めるようにしましょう!

 

ここで注意が必要なのが、1日目の試験終了後にその日の試験の自己採点をやってはいけないという点です!

これには様々な理由があります。

 

まず第一に、万が一、採点の結果が思わしくなかった場合に、焦りや不安が生じてしまい次の日の試験に集中することができなくなるからです。

重度な焦りや不安などの緊張下においては、思いがけないミスをしてしまうことが往々にしてあります。

Twitterや2chなどでも、様々な情報が錯綜しており、不安や焦りが増加してしまうためあまり見ないようにしましょう。

 

次に、1日目の試験の答え合わせをしたところで結果は変わらないという点です。

もう過ぎてしまったことには、巻き戻すことはできません。

変えられないものにいつまでもすがっているのはただの時間の無駄です!

 

さらに、1日目の試験の採点をしたところで、次の日の試験の対策にもなりません。

それならば、少しでも最終結果を変えることが出来る2日目の対策に注力したほうが時間の使い方としては賢いです。

1日目の試験が終わったら、その日の試験のことはきっぱり忘れて、2日目の試験に全力が注げるようにしましょう!

どうしても気になる場合には、無理にでも「1日目、めっちゃできたー!」と自己暗示をかけておくのもおすすめです!笑

絶対に2日目に悪影響を与えることだけはないよう注意しましょう!

 

(3)共通テスト終了後

センター試験の2日目が終わったらいよいよ自己採点をする時です!

この時間が一番緊張します、、、

だけど、もう結果は変えられないし、自己採点をしなければ今後の予定も確定できない以上、頑張って採点するしかないです!泣

 

具体的な自己採点のやり方ですが、Web上で大手予備校が続々とセンター試験の解答速報をアップしますので、これを参考に丸付けをやりましょう!

「共通テスト 解答速報」と検索すれば、いっぱいヒットします。

因みに、試験終了後、会場の出口で各予備校が解答速報を配ったりもしています。

 

各科目それぞれ丸付けを行い、予備校の掲げる採点表に基づき合計得点を計算しましょう。

ここでおすすめなのが、複数の予備校の答案を用いて、複数回自己採点してみるといいです!

予備校の解答速報は想像している以上に不正確な場合があります。

そのため予備校の間で答えが違っているというケースが多々あるのです。

 

また、各予備校の掲げる得点表も異なっていることがあります。

A予備校の得点表では、この問題は3点が配分されているのに、B予備校の得点表では2点しか振られていないというケースもあるのです。

なので正確な得点率を出すためには何校かの大手予備校の解答を見て採点することが重要です。

 

得点を出したら、その結果を基準に出願するべき志望校を選ばなければなりません。

高校や予備校によりますが、自己採点結果を元に志望校の予測合否判定を出してもらえる場合もありますので、これを上手く活用してもいいでしょう。

もっとも、予備校などの行う予測の合否判定も、やはり確実なものとは決して言えません。

(例えば東大の足切り予想では、例年各予備校が100点単位での誤差を生じさせています。)

そのため、例年との共通テストの難易度の変化や得点分布図などによる自己分析を行い、塾や学校の先生からのアドバイスなどをもとにして、悔いの残らないような決断をしましょう!

 

(4)出願後

こちらは、共通テストの結果が国公立大学2次試験に影響する場合や、私大の共通テスト利用受験を行う受験生についてです。

 

国公立大学や私立大学の願書を提出した後は良い結果を信じて勉強するのみです。

共通テスト終了後から私大の一般入試や国公立大学二次試験までは1ヶ月近くあります。

ここでの時間の使い方により最終的な結果はどうとでもなります。

共通テストの結果が悪かったからといって過度に落ち込む必要性はありません。

 

駆け込みで予備校など通い、綿密に計画された志望校対策をこなすことで、まだまだ十分立て直せる余地はあります。

この1か月を有効に使うことで、逆転合格することも出来るのです!

最後まで諦めずに頑張りましょう!!

 

共通テストの自己採点についてまとめ!

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以上、「共通テストの自己採点」について丁寧に説明してきました!

ここまでの内容をまとめると次のようになります。

 

・共通テストの結果は志望校選択などにおいて重要な判断材料となる!

・自己採点は共通テストが全て終了してから大手予備校の解答速報を参考に横断的に行うべき!

・共通テストの自己採点の結果が悪かったとしてもまだまだ逆転合格するチャンスはある!

 

共通テストは受験生にとって、大学受験の第一関門であり、一つの大きな山場です。

しかし、これを乗り越えても自己採点や志望校の最終決定など忙しなくやるべきことがたくさんあります。

共通テスト終了後も最後まで気を抜かず、残りの1ヶ月を突っ走りましょう!

 

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